【AI開発記 #4】AIの心臓、「特徴量」の話をしよう

投稿: 2025年09月30日 19:01最終更新: 2025年09月30日 19:05...
【AI開発記 #4】AIの心臓、「特徴量」の話をしよう

皆さん、こんにちは。

…と、その前に。 先週は記事をアップできず、すいませんでした!てっきりアップロードしたと思っていたら、下書きのままでした…💦(タイトルも少し変えました)

なので、今回は少しだけ時間を遡って、先々週と先週の話から始めさせてください。


【先々週の話】秋競馬の足音

先週のレースも楽しかったですね。レガレイラ、ドゥラドーレスの兄弟ワンツーも素敵でした(馬は兄弟って事を理解しているのかな?)。神戸新聞杯を見て、今年のクラシック世代の格付けはだいたい済んだかなぁ、なんて考えながら、いよいよ始まる秋のG1シーズンに胸を躍らせていました。

【先週の話】後の祭り

そして、そのスプリンターズステークスも素晴らしかったですね。三浦騎手おめでとうございます!私の話ですが、AIがジューンブレアを指名していたのですが、相手がいませんでした。ただ、下馬評よりは荒れることも想像できたので、思い切って買い目を増やしても良かったのかもしれません。…まぁ、こんなのは後の祭りですが。


本編です。

さて、お待たせいたしました。 前回は、AI開発に必要な「コスト」と「データ」の話をしました。今回は、その集めたデータをどうやって**「AIの頭脳」**に変えていくのか、その一番最初の、そして一番大切な作業の話をします。

AIは「魔法の箱」ではない

AIでの競馬予想、と聞くと、たくさんのデータをAIに放り込めば、自動で賢くなって、最高の答えを導き出してくれる…そんな「魔法の箱」を想像するかもしれません。

でも、もし本当にそんな都合のいい話があるなら、今頃もっとたくさんの人がAI予想で成功しているはずです。 AI開発を続けてきて分かったのは、自作のAIには、作り手の「個性」が色濃く反映されるということです。AIは、私たちが教えたことしか学べません。

AI開発で、一番大切な仕事

では、AIに何を教えるのか。 AI競馬予想において、最も重要で、最も時間を使う作業は、データの整理です。 つまり、「AIに、どんな『値』を使って勉強させるのか」。これを、AIの専門用語で**「特徴量」**と言います。

この「特徴量」をどう選び、どう加工するか。その設計図を描くことこそ、私たちの、一番大切な仕事なんです。

競馬には、200種類以上もの膨大なデータがあります。この全てをAIに与えても、AIは情報が多すぎて混乱し、「凡化」して人気通りの予想しかできない、頭の固いモデルになってしまいます。

AIを「あなただけの、最強の武器」にするためには、まず**「自分は、馬柱を見る時にどこをチェックするだろうか?」**と、自分自身の競馬予想と向き合う必要があるんです。

私の場合の話ですが、私は「速度信者」ですので、基本的に馬のスピードに関する指標を重視するように、AIを教育しています。 皆さんも、ぜひ自分なりの「勝ちパターン」を考えてみてください。

「当たり前」にこそ、ヒントは隠れている

ここで、私がAI開発の途中で気づいた、面白い特徴量の話を一つします。 それは、レースに出走する**「頭数」**です。

私たち人間は、出走表を見れば、そのレースが18頭立てなのか、10頭立てなのかを、無意識のうちに理解していますよね。「10頭立てなら、この馬でもチャンスがあるかも」といったように。

しかし、AIは私たちが教えてあげないと、その**「当たり前」が分かりません。 AIは、レース単位で物事を考えます。そのレースが何頭立てなのかを教えてあげなければ、AIは「この馬は、前走5着だった」という情報を見ても、その「5着」が18頭立ての5着**なのか、8頭立ての5着なのかを区別できず、予測が大きくブレてしまうのです。

このことに気づいた時、私は「面白い!」と思いました。 自分が無意識で考えていることまで、一つ一つ言葉にしてAIに教えてあげる。そうすることで初めて、AIは私たちと同じように、レースを深く理解できるようになるんです。

次回予告

さて、こうして自分だけの「特徴量」を選び抜いていくと、必ず次の壁にぶつかります。 それが、私が「+α」と呼んでいる、AI開発の、もう一つ深い部分です。

その話は、また次回。 ここから、もっと面白い話になっていきますよ。

(続く)


私のNoteです。 https://note.com/justinpalace13

※この記事は私のAI予想が当たりますよと言う話ではありません。AI開発の簡単さや楽しさが伝わればいいなと思って始めた記事になりますので、よろしくお願いいたします。

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