競馬の面白さは「馬」だけでなく、「人」と「人」の関係性にもあります。 中でも注目すべきは、 騎手と調教師のコンビ=黄金ライン 。 「同じ馬でもこの騎手×調教師なら走る」 そんな組み合わせが存在するのです。 この記事では、 単勝オッズ20倍以下 という現実的な条件下で、圧倒的な成績を残している現役騎手×現役調教師のコンビ18組を総合的に紹介します。 数字だけでなく、そこにある人間関係や馬主とのつながり、時代背景も含めて解説します。 黄金ライン・総合ベスト(単勝オッズ20倍以下) 順位 騎手 調教師 着別度数 勝率 連対率 複勝率 1 川田将雅 友道康夫 59-25-21-68/173 34.1% 48.6% 60.7% 2 川田将雅 中内田充 122-53-47-159/381 32.0% 45.9% 58.3% 3 ルメール 木村哲也 104-53-40-129/326 31.9% 48.2% 60.4% 4 ルメール 手塚貴久 39-26-9-57/131 29.8% 49.6% 56.5% 5 ルメール 国枝栄 50-36-16-74/176 28.4% 48.9% 58.0% 6 戸崎圭太 宮田敬介 30-10-11-55/106 28.3% 37.7% 48.1% 7 戸崎圭太 田中博康 46-19-15-100/180 25.6% 36.1% 44.4% 8 川田将雅 須貝尚介 33-26-17-57/133 24.8% 44.4% 57.1% 9 ルメール 加藤征弘 45-19-22-100/186 24.2% 34.4% 46.2% 10 レーン 堀宣行 26-16-14-52/108 24.1% 38.9% 51.9% 11 武豊 友道康夫 26-12-13-57/108 24.1% 35.2% 47.2% 12 ルメール 堀宣行 26-8-14-64/112 23.2% 30.4% 42.9% 13 岩田望来 上村洋行 26-20-11-69/126 20.6% 36.5% 45.2% 14 横山武史 鹿戸雄一 28-24-13-71/136 20.6% 38.2% 47.8% 15 田辺裕信 久保田貴 35-12-20-106/173 20.2% 27.2% 38.7% 16 横山武史 加藤征弘 26-10-15-78/129 20.2% 27.9% 39.5% 17 西村淳也 杉山晴紀 31-19-13-91/154 20.1% 32.5% 40.9% 18 横山武史 武井亮 21-19-10-57/107 19.6% 37.4% 46.7% 1位 川田将雅×友道康夫 鉄壁の信頼関係が生む勝率34%超 このラインはまさに「鉄板」。 川田騎手の勝負強さと友道厩舎のクラシック常連ぶりが融合し、**勝率34.1%、複勝率60.7%**という驚異的数字を記録しています。 背景には、川田騎手の「関西トップ」としての地位と、友道師の「大舞台に強い馬作り」があります。 馬主からの信頼も厚く、「この馬で勝ちたい」となればまず川田×友道に白羽の矢が立つ。 ワグネリアン、マカヒキ、シルヴァーソニックなどクラシックや国際舞台で数々の名場面を作り上げてきました。 2位 川田将雅×中内田充 ダノン軍団を支える現代競馬の象徴 中内田厩舎といえばダノンプレミアム、ダノンスマッシュなどを管理する「ダノン軍団」の筆頭厩舎。 川田騎手とのタッグは 勝率32% を誇り、安定感では友道厩舎とのラインに匹敵します。 両者の関係は「馬主の信頼」がベース。ダノン軍団=川田というイメージをファンも共有しており、馬券戦略上も 最重要ライン です。 3位 ルメール×木村哲也 欧州仕上げと世界的ジョッキーの融合 木村厩舎は「じっくり仕上げて確実に勝負」というスタイル。 そこにルメール騎手が乗れば、 勝率31.9%、複勝率60.4% 。 木村師はクラシックを視野に入れた調整が得意で、ルメールの「無駄なく馬を導く騎乗」と見事にマッチ。 両者の信頼関係は厚く、馬主も「このラインなら安心」と任せる傾向が強いです。 4〜5位:ルメール×手塚貴久・国枝栄 関東の名門を支える“ルメール効果” ルメール×手塚 :連対率49.6%。勝負どころではルメールを起用する“勝負厩舎”の象徴 ルメール×国枝 :複勝率58.0%。アーモンドアイを生んだ名門厩舎との鉄板ライン いずれも「ルメールが関東にいるから成り立つ」ラインであり、騎手と調教師の強固な信頼関係を物語っています。 6〜7位:戸崎圭太×宮田敬介・田中博康 新興勢力を支える関東のエース 戸崎騎手は関東の実力派。 宮田厩舎とのラインは 勝率28.3% 。若い厩舎を支える存在として安定感抜群 田中厩舎とは 勝率25.6% 。地味ながら「東京・中山の条件戦」で妙味あり ベテランが新興勢力を支える形は、人間模様としても競馬の面白さを感じさせます。 8位 川田将雅×須貝尚介 闘志あふれる名物師との熱いタッグ 須貝厩舎といえばゴールドシップ、ジャスタウェイ。 その闘志あふれる厩舎に川田騎手が乗ると 複勝率57.1% 。 須貝師は「勝負駆けのタイミング」を見極めるのが巧みで、川田の勝負強さと相性がいい。ファンからも「このラインは熱い!」と注目されます。 9〜12位:ルメール×加藤征弘・堀宣行、レーン×堀宣行、武豊×友道康夫 ルメール×加藤征弘 :堅実派。中穴でも結果を出す妙味あり ルメール×堀宣行 :勝負厩舎との相性は良好 レーン×堀宣行 :短期免許騎手を積極的に起用する堀師の采配が光る 武豊×友道康夫 :伝統と経験。クラシックの舞台で光るベテラン同士 13〜18位:若手・中堅の台頭ライン 岩田望来×上村洋行 :同世代の信頼関係。次世代の関西ライン 横山武史×鹿戸雄一 :エフフォーリアでG1制覇。絆の厚い黄金ライン 田辺裕信×久保田貴 :関東ベテランらしい堅実さ 横山武史×加藤征弘/武井亮 :新興厩舎を引っ張る若きリーダー格 西村淳也×杉山晴紀 :条件戦で妙味。関西の新世代ライン ここから未来の「総合1位」が生まれるかもしれません。 まとめ:ラインは“人間模様”を読む鍵 今回紹介した18組の黄金ラインは、数字上の成績だけではなく、 人間関係や信頼関係が反映された結果 です。 川田将雅は関西のトップとして友道・中内田・須貝との強固なラインを築く ルメールは関東の大黒柱として木村・国枝・手塚らと鉄板タッグを形成 戸崎・田辺らベテランは新興厩舎を支え、若手は経験を積みながら未来を担う 競馬は「馬7割、人3割」とも言われますが、ラインを知ることでその“人の3割”を読み解くことができるのです。 👉 次回は「芝編」「ダート編」でさらに細かく分けたラインを紹介します。 「芝で強い」「ダートで強い」という特徴を知れば、馬券戦略の精度が一層高まります。