エルムステークス2026追い切り|テーオーパスワードら上位勢の仕上がりと評価を分析

投稿: 2026年08月06日 14:07最終更新: 2026年08月06日 14:07...

2026年8月8日(土)に札幌競馬場で開催されるダート重賞、エルムステークス(GIII)が目前に迫ってきました。夏の北の大地を舞台に行われるこの1700m戦は、馬場の重さや独特の小回り適性が問われる一戦です。馬券攻略において最も重要な指標の一つとなるのが、函館・札幌の両競馬場で行われる最終追い切りの内容です。

今回の追い切り調査では、8月5日(水)を中心とした最終追い切りデータを徹底分析しました。登録馬14頭前後のなかで、どの馬がピークの状態にあるのか、そして陣営がどのような感触を掴んでいるのかを詳しくお伝えします。

現時点での大きな結論を先に述べれば、テーオーパスワードペリエールウェイワードアクトの3頭が極めて高い評価を得ています。これに続くナチュラルライズヴァルツァーシャルも含め、上位勢の仕上がりは総じて良好と言えるでしょう。ここからは各馬の具体的な動きと評価のポイントを深掘りしていきます。

エルムステークス2026の争点:仕上がりとパワーの重要性

2026年のエルムステークスにおいて、追い切りから読み解くべき最大の争点は「札幌のフカフカした馬場に対応できるだけのパワーと持続力」です。札幌ダートは時として非常にタフな馬場コンディションとなり、スピード以上に最後まで脚を使い切れる体力が求められます。

今回の最終追い切りでは、多くの陣営が函館ウッドチップ(W)や札幌ダートでの動きを重視していました。特に注目すべきは、単に時計が出ているかどうかだけでなく、「ラスト1ハロンの伸び」と「併せ馬での反応」です。複数のアナリストによれば、時計の絶対比較よりも、動きの質や陣営のトーンが良好な馬に注目が集まっています。

また、中2週などの厳しい臨戦過程でも「やり過ぎず余力を残した調整」ができているかも重要です。夏場の連戦となる馬も多いため、いかにフレッシュな状態を維持できているかが勝敗を分ける鍵となりそうです。

追い切り高評価馬:最高評価の動きを見せた馬たち

テーオーパスワード(S/A+評価)

今回の調査で最も高い評価を受けたのがテーオーパスワードです。函館ウッドチップコースで行われた最終追い切りでは、5ハロン70.2 – 54.0 – 38.8 – 12.3(単走)という内容を披露しました。数字以上にラストの鋭さが際立っており、非常に力強い動きを見せています。

特筆すべきは、跨った荻野琢騎手の「体幹がしっかりしており、モタれるところがない」という絶賛のコメントです。1週前にも栗東のCコースで猛時計をマークしており、北上してからもその勢いは衰えていません。状態は間違いなくピークに近く、重賞初制覇に向けた準備は整ったと言えそうです。

ペリエール(A+/S評価)

昨年の覇者であり、連覇を目指すペリエールも文句なしの高評価です。最終追い切りでは、1馬身半ほど先行する馬を追走する形で入り、直線では楽な手応えのまま併入しました。陣営の松原助手も「さすが重賞馬」と手応えを口にしており、実戦に向けての不安は一切感じられません。安定感のある動きで、王者の風格を漂わせています。

ウェイワードアクト(S/A評価)

前走マリーンステークスから中2週というローテーションのウェイワードアクトは、函館ダートコースで4ハロン56.5 – 40.5 – 12.4(併せ馬なり)を記録しました。舟山騎手からも合格点が出ており、強行軍ながら「やり過ぎず余力を残した」絶妙な調整が光ります。この余力が、最後の直線での一踏ん張りに繋がるかどうかが焦点です。

ナチュラルライズ(A+評価)

追い切り党のアナリストたちから熱視線を浴びているのがナチュラルライズです。動きの質の高さと反応の抜群さが評価されており、本命視する声も多く聞かれます。追われてからの反応が速く、札幌の短い直線でも即座に加速できる態勢にあります。

パワーと持続力が光る注目馬の動き

ヴァルツァーシャル(A+/A評価)

札幌ダートで行われた追い切りでは、5ハロン72.8 – 41.3 – 12.2(馬なり)をマーク。最後までしっかりとした脚取りで駆け抜けており、パワーの持続力が非常に高く評価されています。札幌のタフな馬場は最も得意とする条件の一つでしょう。

レヴォントゥレット(A評価)

函館Wでの追い切りで4ハロン55.3 – 39.9 – 12.6を計時。併せ馬で半馬身先着する勝負根性を見せており、デキの良さがうかがえます。上位陣に割って入るだけの活気を感じさせます。

ヒルノハンブルク(意欲的な追い切り)

5ハロン66.0 – 12.5という強めのハード追いを敢行してきました。陣営としては「実質1本目」という位置づけながら、非常に意欲的な調整内容です。このひと追いでどこまで状態が上向くかが注目されます。

その他の登録馬の現状

  • ルクソールカフェ:1週前時点でほぼ仕上がっているとの評価もあり、▲(単穴)候補。一部でB評価も混じりますが、能力の高さは疑いようがありません。
  • オメガギネス・アクションプラン:評価はAからB付近で分かれていますが、動き自体は及第点以上。侮れない存在です。
  • オンザムービー・ジョーメッドヴィン・テーオードレフォン・チュウワクリスエス:これらはB評価が中心となっていますが、大きな不安材料があるわけではなく、当日の気配次第で評価が変わりそうです。
うまぴっく編集者の眼:今回の追い切りを見て感じたのは、どの馬も札幌の重い馬場を想定した「芯の通った追い切り」をしている点です。特にテーオーパスワードの体幹の強さは、今の札幌の砂を跳ね除けるだけのパワーを感じさせます。時計の速さよりも、走り終えた後の息の入りや、騎手のコメントにある「操作性の良さ」が、小回り札幌では決定的な差になるかもしれません。

2026年エルムステークス追い切り情報のまとめ

2026年のエルムステークス追い切り診断をまとめると、以下の3点が重要なポイントとなります。

  • テーオーパスワードが追い切りトップ評価。心身ともに充実しており、状態は文句なし。
  • ペリエールウェイワードアクトも順調。特にペリエールは連覇に向けて隙のない仕上がりを見せている。
  • ナチュラルライズヴァルツァーシャルといったパワー自慢の馬たちが、追い切りでも高い反応を示している。

総じて、今年のエルムステークスは極端にデキの悪い馬が少なく、非常にハイレベルな仕上がりとなっています。最終的には、木曜追い切りの有無や最新の馬体重、そして確定した枠順による展開への影響など、複数の材料を照らし合わせて判断したいところです。札幌のダート1700mという特殊な舞台で、どの馬の追い切り評価が「確信」に変わるのか、最後まで最新情報に注視しましょう。