第119回 京都記念(GII) 。 終わってみれば、「競馬は着順だけでは語れない」ということを改めて痛感させる、非常に興味深い一戦となりました。 今日はこのレースを、馬場状態や展開面からディープに掘り下げていきたいと思います! 🐎 1000m通過「1分1秒8」の衝撃 まず触れなければならないのが、道中のペースです。 1000m通過は 1分1秒8 。淀の2200mという舞台を考えても、かなりの 超スローペース となりました。 今の京都の馬場は、内側がやや荒れつつも全体的には時計が出るコンディション。このペースで先行勢が脚を溜めてしまっては、後方の馬にとっては「ノーチャンス」に近い状況が出来上がってしまいました。 🏆 覇者:ジューンテイクの「横綱相撲」 勝った ジューンテイク と藤岡佑介騎手。まさに非の打ち所がない完璧な立ち回りでした。 勝因のポイント : 好スタートから2〜3番手のインサイドを確保。 スローペースを逆手に取り、4コーナーで早めに前を捕まえに行く積極策。 かつての京都新聞杯勝ちを彷彿とさせる、淀の適性の高さ。 実力があるのはもちろんですが、この日は「最も効率よく、最も有利に」立ち回った結果の勝利と言えるでしょう。 🌟 敗れてなお強し:エリキングの次走に注目 一方で、1番人気に応えられず2着に敗れた エリキング 。 しかし、この馬の評価を下げる必要は全くありません。 「あのペースで、あの位置から、あそこまで追い上げるのか」 というのが率直な感想です。上がり最速の脚で猛追しましたが、物理的な距離と展開の壁に阻まれました。 次走、ペースが流れるG1戦線(大阪杯や天皇賞・春)に出てくるようなら、今回の敗戦で人気を落とすようなら絶好の狙い目になるはずです。 ⚠️ 課題を残した実力馬たち ヘデントール : 出遅れとスローペースのダブルパンチ。長期休養明けということもあり、今回は「叩き」の一戦と割り切って良さそうです。本来のスタミナ勝負になれば、こんなものではないはず。 リビアングラス : 先行して粘り込み、3着争いに加わりました。展開の利はありましたが、改めてこのクラスでも立ち回り次第で通用することを示しました。 📝 総評:次走へのメモ 今回の京都記念は、**「立ち回りのジューンテイク」 と 「能力の底知れなさを再確認させたエリキング」**という構図でした。 馬名 評価 次走への期待 ジューンテイク A+ 京都・阪神の2000〜2200mなら現役屈指。 エリキング A 展開さえ向けばG1に手が届く器。 ヘデントール B 次走、距離延長やタフな流れで巻き返し必至。 スローペースという「特殊な条件下」での結果だっただけに、この着順をそのまま鵜呑みにせず、各馬の本来の持ち味を整理しておくことが、春のGI戦線を攻略する鍵になりそうです!