父オルフェーヴル譲りの個性的な末脚でファンを魅了してきたライラックが、7歳を迎えて最初の一戦、伝統のハンデ重賞・日経新春杯に向かう。 年齢を重ねてもなおG1戦線で存在感を示し続ける彼女の「現在地」はどこにあるのか。 これまでの軌跡と直近のパフォーマンスから、その状態を紐解いていく。 ライラックを単なる「7歳牝馬」だけで見てしまう前に整理したいポイント 一般的に、競走馬、特に牝馬の7歳という年齢はピークアウトを過ぎた時期と見なされがちである。 しかし、 今回に限って言えば 、その「一般論」だけで片付けてしまうのは早計かもしれない。 ライラックの場合、京都競馬場の外回りコースで行われたG1レースにおいて、非常に安定した成績(4着、6着、3着)を残している点が特筆される。 しかも、その全てのレースで上がり3ハロン最速をマークしており、コース適性の高さは疑いようがない。 ライラックについて公式・報道で確認できる主要データ 基本情報: 父オルフェーヴル、母ヴィーヴァブーケ(母の父キングカメハメハ)。2019年生まれの鹿毛の牝馬。 直近の実績: 2025年11月のエリザベス女王杯(G1・京都芝2200m)では、6歳秋ながら見事な末脚を繰り出し3着に好走。その前の府中牝馬S(G2)でも3着に入っており、G1級の能力を維持していることを示した。 最新状況: 今回の日経新春杯では、ハンデ55キロでの出走となる。近走の充実ぶりと過去の実績を考えれば、この斤量は恵まれた部類に入るとの報道も見られる。陣営からは具体的な絶好調宣言が出ているわけではないが、前走G1での好走が示すように、衰えは感じられない状態にあるようだ。 今回の出走から見えてくる注意点と次の見方 ・ 誤解の解体: 「7歳牝馬=衰え」というステレオタイプな見方を一度解体し、「京都外回り巧者」としての側面に焦点を当てる必要がある。年齢よりも、コース適性と現在の充実度を評価の軸に据えるべきだろう。 ・ 未来への視点: ここでの結果は、春のヴィクトリアマイルや宝塚記念といったG1戦線への試金石となるだけでなく、将来的な繁殖牝馬としての価値をさらに高めるための重要な一戦となるだろう。