新年の京都競馬場を彩る伝統のハンデ重賞、第73回日経新春杯(GII・芝2400m)の枠順が確定しました。 古馬となって最初のレースを迎える明け4歳勢と、歴戦の古馬たちが激突するこの一戦。 中でも注目を集めるのが、昨秋の菊花賞で4着と好走したゲルチュタールです。G1の舞台で涙をのんだ若武者が、春の飛躍を期して引き当てたのは「5枠6番」。 この枠順が持つ意味と、レースの見どころを整理します。 「5枠6番」を単なる数字だけで見てしまう前に整理したいポイント 一般的に、京都芝2400mのような長丁場のコースにおいて、真ん中の枠(中枠)は「可もなく不可もなく」と見られがちです。 内枠ほど最短距離を走れる保証はなく、外枠ほどスムーズに位置を取れる自由度もない、どっちつかずの枠とも言えます。 しかし、 今回ゲルチュタールに限って言えば 、この5枠6番はポジティブに捉えられる要素があります。 前走の菊花賞では「不完全燃焼」との声も聞かれた同馬。 ある程度の位置で流れに乗りたいタイプだけに、極端な内枠で包まれるリスクや、外枠で距離ロスを強いられるリスクを避けられたことは好材料です。 隣の馬の出方を見ながら、坂井瑠星騎手がスムーズに好位を確保できるかどうかが、この枠を活かす鍵となるでしょう。 ゲルチュタールについて公式・報道で確認できる主要データ 基本情報: 4歳牡馬、栗東・杉山晴紀厩舎所属。今回の鞍上は坂井瑠星騎手で、ハンデは56.0kg。 直近の実績: 2025年菊花賞(GI・京都芝3000m)で4着。展開が向かない中での健闘と評価されています。 最新状況: netkeibaなどの主要競馬サイトの予想オッズでは1番人気に推されており、前走の鬱憤を晴らす走りが期待されています。 今回の「日経新春杯」から見えてくる注意点と次の見方 ・ 誤解の解体: 菊花賞4着という結果から「距離適性は3000m以下?」と短絡的に判断するのは早計です。前走は展開のアヤも大きく、今回の2400m戦でのパフォーマンスこそが、真の適性を見極める材料となります。 ・ 未来への視点: このレースでの走りぶりは、春の天皇賞(3200m)を目指すステイヤーとしての資質があるのか、それとも中距離路線を歩むべきなのか、今後の路線を決定づける重要な「試金石」となります。