フェブラリーSへの優先出走権がかかる伝統のダート重賞「第31回プロキオンステークス」(GII)が、1月25日に京都競馬場で行われます。 23日に確定した枠順は、ダート中距離の醍醐味が詰まったメンバー構成だけに、レースの行方を大きく左右する要素となりそうです。 重賞で連続好走を続ける堅実派ロードクロンヌは外目の7枠13番、対する昇り龍サイモンザナドゥは最内の1枠2番に入りました。 果たしてこの配置は、各馬にとって吉と出るか凶と出るか。単なるデータ分析を超えた視点で、今年のプロキオンSを紐解いていきましょう。 プロキオンS枠順を単なる数字だけで見てしまう前に整理したいポイント 京都ダート1800mは、スタートから最初のコーナーまでの距離が短いため、「内枠の先行馬が有利」というのが一般的な定説です。 しかし、 今回に限って言えば 、その定説をそのまま当てはめるのは早計かもしれません。過去のデータを見ても、必ずしも内枠の勝率が突出しているわけではなく、メンバー構成や馬場状態によっては外からの差しが決まるケースも少なくありません。 一般論で思考停止せず、今回に限ったズレとして注目すべきは、「逃げ・先行タイプが多いメンバー構成」と「各陣営の枠順に対する本音」です。枠順を「運命」ではなく、各陣営がどう活かすかという「戦略の1要素」として捉えることで、レースの見え方が変わってきます。 主な陣営コメント・見解 ロードクロンヌ (7枠13番):重賞5戦連続好走中で、重賞未勝利ながら「勝てる力は十分ある。あとは勝ち運だけ」と陣営。安定感が高く、初タイトルに期待大。 ブライアンセンス (5枠9番):前走師走Sで6馬身差圧勝し復調気配。不振を脱し、京都で昨年のマーチS以来の重賞タイトルを狙う。 サイモンザナドゥ (1枠2番):近2走重賞連続2着(シリウスS、みやこS)。「少しずつ力がついてきた」と小林師。内枠を生かした末脚勝負に注目。 クラウンプライド (3枠6番):地力豊富。「地力がある馬。いろいろな条件でもしっかり走れている」と新谷師。海外実績も活かせば。 テーオーパスワード (4枠7番):近走は人気でマークされ苦戦も、「こんな感じで終わるモノではない」と陣営。チークピーシーズ着用検討中など調整で巻き返し期待。 ハピ (7枠14番):京都ダート得意(好走率高め)。斤量減もプラス材料で上位候補の一頭。 このレースの勝ち馬にはフェブラリーSの優先出走権が与えられます。 京都ダート1800mは先行有利の傾向が強いですが、枠順や展開次第で中団差しも決まる舞台です。 最新の馬体重や当日のパドック情報も確認をおすすめします! プロキオンSについて公式・報道で確認できる主要データ 基本情報: 2026年1月25日(日)京都11R / 4歳上オープン・GII・別定 / ダート1800m / 1着賞金5500万円 主な出走馬と血統: サイモンザナドゥ(1枠2番): 父ホッコータルマエ。豊富なスタミナとパワーを背景に、昇級初戦から重賞で連続好走中。 ロードクロンヌ(7枠13番): 父リオンディーズ、母父ブライアンズタイム。芝・ダート問わず走れる柔軟性と、ダート1800m前後での高い安定感を誇る。 ブライアンセンス(5枠9番): 昨年のマーチS覇者。前走の圧勝劇で完全復活をアピール。 クラウンプライド: チャンピオンズC2着など、国内外で実績を残すトップクラスの実力馬。 最新状況と陣営コメント: サイモンザナドゥ陣営: 「しっかり動けていて池添騎手も満足げ。仕上がりに関して言うことありません」(小林真也調教師)と、内枠から積極策を示唆するような自信のコメント。 ロードクロンヌ陣営: 外枠に対してネガティブな声はなく、「距離ロスを最小限に自在に立ち回れる」と、馬の操作性の高さを信頼する前向きな姿勢。 今回の枠順から見えてくる注意点と次の見方 ・ 誤解の解体: SNSなどでは「外枠=不利」との声が目立ちがちですが、 一般的な見方とは少し違って 、ロードクロンヌのような自在性が高く、揉まれるのを嫌うタイプにとっては、7枠13番は「自分のリズムで運びやすい」というプラスの解釈も可能です。逆に、最内枠のサイモンザナドゥは、スタートで後手を踏むと包まれて動けなくなるリスクや、他馬から目標にされやすいというプレッシャーをどう跳ね返すかが鍵となります。 ・ 未来への視点: このレースはフェブラリーSへの重要なステップレースです。目先の勝ち負けだけでなく、「厳しい展開でも崩れなかったか」「次につながる内容だったか」という視点を持つことが、春のダートGⅠ戦線を占う上で重要になります。 補足: 【別定戦】馬の年齢や性別、過去の収得賞金額などに基づいて負担重量が決定されるレース。実績馬が重い斤量を背負うハンデ戦とは異なり、基本的には実績馬が実力を発揮しやすい条件となります。