阪神競馬場で開催されるチューリップ賞(G2、芝1600m)は、クラシック戦線を占う重要な桜花賞トライアルレースです。 上位人気馬を中心に陣営のコメントをまとめました。 各馬の調子や意気込みが伝わってくる内容で、権利取りへの熱意が感じられます。 2026年チューリップ賞の概要と注目ポイント チューリップ賞は、桜花賞への優先出走権(3着以内)が与えられる一戦。阪神の内回り芝1600mという舞台は、桜花賞本番と同じコース設定で、適性の見極めにも最適です。 今年はアランカールやコニーアイランド、タイセイボーグといった素質馬が揃い、混戦模様。陣営の多くが「順調」「巻き返し」を強調しており、特に前走で惜敗した馬たちの仕上がり具合が勝負の分かれ目になりそうです。 馬場状態も鍵で、良馬場を望む声が目立ちます。 2026年チューリップ賞の主な出走馬の陣営コメント 以下に、主な馬のコメントをピックアップ。 調教師や騎手の言葉から、各馬の状態を読み解きましょう。 アランカール(騎手: 武豊、調教師: 斉藤崇) 斉藤調教師は「仕切り直しの一戦だけに取りこぼせない。勝って本番へ向かいたい」と意欲満々。追い切りではCWコースで83.0-11.5の時計をマークし、武豊騎手も「乗りやすかったですし、変なところも見せませんでした」と好感触。体にボリュームが欲しい点は課題ですが、息遣いは問題なし。桜花賞へ向けた本命候補の一頭です。 アンディムジーク(騎手: 団野大成、調教師: 渡辺薫彦) 渡辺調教師のコメントはシンプルに「テンションを上げないようにコースでサラッと。よかったと思います」。追い切りはCW83.9-12.4と軽め調整で、状態の安定を優先。重賞初挑戦ですが、底を見せていない魅力があります。 エイズルブルーム(騎手: 池添謙一、調教師: 坂口智康) 坂口調教師は「未勝利戦が強い勝ち方でしたし、重賞でもやれる力はある」と自信。坂路追い切りで55.6-12.4をマークし、「ジョッキーの感触も良かったです」。前走の敗因をジョッキーの乗り方と分析しており、巻き返しに期待。 エレガンスアスク(騎手: 坂井瑠星、調教師: 田中克典) 田中調教師は「ジョッキーに反応と伸び方の確認をしてもらいました。確実によくなっています」。CW86.3-12.0の追い切りで上積みを感じさせる。安定した走りが武器です。 グランドオーパス(騎手: 高杉吏麒、調教師: 橋口慎介) 橋口調教師は「前走の敗因は馬場。ハナにはこだわらない。いい馬場で走らせたい」と馬場次第を強調。坂路53.3-12.5の好時計で動きは抜群。「時計も言うことありません」と上々の仕上がり。 グレースジェンヌ(騎手: 岩田望来、調教師: 上村洋行) 上村調教師は「牝馬なのでバリバリはやっていませんが、それなりには調教をやれています。あとは相手次第」。坂路53.6-12.3で合格点。新馬戦の勝ちっぷりが光り、ゲート不安も解消傾向に。 コニーアイランド(騎手: 川田将雅、調教師: 中内田充正) 中内田調教師は「今回入厩してから動きは随分良くなっていますし、前進気勢も出ています」と好調アピール。坂路50.9-12.4の一杯追い切りで、福永助手も「時計的にはよく動けていた」と評価。リフレッシュ放牧明けで、メンバー強化の重賞でも通用するポテンシャル。 サキドリトッケン(騎手: 飛田愛斗、調教師: 真島元徳) 真島調教師は「初めて芝を使いますので、戸惑うところもあるかも知れませんが、仕上がりに関しては問題なく順調」と初芝に警戒。佐賀51.6-12.2の追い切りで、地元からの遠征馬として穴馬候補。 スマートプリエール(騎手: 吉村誠之助、調教師: 大久保龍志) 大久保調教師は「1勝馬ですが力のある馬なので、これぐらいの時計は出ますね。順調です」。坂路51.5-12.1の好時計で、山口助手も「叩いて良くなっています。何とか権利がほしい」と意欲。きれいな馬場で真価発揮か。 ソルパッサーレ(騎手: 浜中俊、調教師: 四位洋文) 四位調教師は「大きく変わってはいないけど、順調です。リズムよく運んで長く脚を使えれば」。浜中騎手も「先週より反応は良くなっている。いい結果を出して、クラシックへ向かいたい」とコメント。CW52.2-11.1の追い切りで余力十分。 タイセイボーグ(騎手: 西村淳也、調教師: 松下武士) 松下調教師は「まだ緩さがあるけど、前哨戦としては十分な動きでした。桜花賞への出走権をしっかり奪取したい」。坂路55.9-12.1で反応良し。馬体重増も重苦しさなしで、この舞台経験が強み。 ダンシングドール(騎手: 森田直行、調教師: 牧田和弥) 牧田調教師は「思ったより時計は速かったですが、引っ張り切りでした。具合がいい証拠でしょう」。坂路54.2-12.0で好感触。 ダンデノン(騎手: 北村友一、調教師: 田中克典) 田中調教師は「前走よりも今回の方が順調。この追い切りでもうひとつ上がってくると思います」。CW83.1-11.6で上積み期待。 ナムラコスモス(騎手: 田口貫太、調教師: 大橋勇樹) 大橋調教師は「中1週なのでサラッと。変わりなくきています」。坂路54.6-12.4で安定調整。 ホワイトオーキッド(騎手: 松山弘平、調教師: 高柳大輔) 松山騎手は「週ごとに馬の動きがピリッとしてきて、よくなっています。時計的にも優秀ですし、いい仕上がりです」。坂路53.2-12.0で上々。 2026年チューリップ賞の展望とおすすめ馬 全体として、陣営のコメントから「順調さ」がキーワード。 人気馬のアランカール、タイセイボーグ、コニーアイランドはクラシックへの意欲が高く、権利取りに全力。穴馬としてはグランドオーパスやスマートプリエールが馬場次第で浮上しそう。 馬場が良ければハイレベルな争いになるでしょう。