6歳にして迎える初めての重賞舞台。 遅れてきた大器、 ウェイワードアクト がいよいよ表舞台に姿を現す。 デビュー以来11戦、一度たりとも馬券圏内(3着以内)を外したことがないという驚異的な安定感は、この馬の底知れぬポテンシャルを何よりも雄弁に語っているだろう。 アハルテケS、霜月Sと東京ダートのオープン特別を連勝し、満を持して挑む根岸ステークス。 多くのファンが、この府中のワンターンで彼が真の覚醒を遂げる瞬間を待ちわびている。 ウェイワードアクトを単なる数字だけで見てしまう前に整理したいポイント 世間一般の評価として、「複勝率100%」「東京ダート巧者」「現在連勝中」という輝かしい数字が並べば、当然のように重賞でも即通用すると見られがちだ。 実際、各種メディアの予想オッズでも1番人気を争う支持を集めている。 しかし、あえて指摘したいのは、今回に限って言えば「重賞のペース」という未知の領域が彼を待ち受けているという点だ。 これまでの安定感が、強豪ひしめく重賞の激流の中でも同様に発揮されるのか。単なる通過点としての勝利を期待するだけでなく、彼が真のG1級なのかを測る試金石として、その走りに隠された微かな変化を見逃してはならない。 ウェイワードアクトについて公式・報道・最新SNSで確認できる主要データ 最新の状態 : 2026年2月1日の根岸ステークス(東京ダート1400m)に向け、美浦・田中博康厩舎は戸崎圭太騎手を想定して調整を進めている。その実力への評価は非常に高い。なお、現時点(1月28日)で具体的な最終追い切り時計や馬体重の詳報はまだ出ておらず、直前の気配には引き続き注目が必要だ。 基本情報 : 父マクレーンズミュージックを持つ外国産馬。特筆すべきはデビュー以来11戦すべてで3着以内を確保しているその安定感(複勝率100%)。特に前走の霜月S、前々走のアハルテケSと東京ダートコースで強い競馬を見せており、コース適性は疑いようがない。 今回の事象から見えてくるウェイワードアクトの注意点と次の見方 ・ 視点の再構築 : SNS等ではインユアパレスと並び「2強」と目される向きもあるが、この評価を一度フラットにしてみたい。根岸Sは例年、差し馬が台頭しやすいレース傾向がある。今回に限って言えば、ウェイワードアクトがこれまで通りの好位で流れに乗れるか、あるいは後方からの競馬を強いられた場合に末脚を爆発させられるか、という「位置取りと展開への対応力」が最大の焦点となるだろう。安定感を過信せず、重賞のプレッシャーの中で彼がどのような選択をするかを見極めたい。 ・ 未来への視点 : ここで力を見せつければ、フェブラリーSの有力候補として名乗りを上げることになる。「遅れてきた大器」が真の主役へと変貌を遂げるのか、その歴史的瞬間を目撃するために、彼の走りを追い続ける価値はある。 補足: ・ 根岸ステークス :東京競馬場ダート1400mで行われるG3競走。G1フェブラリーステークスの重要な前哨戦として位置づけられており、1着馬には優先出走権が与えられる。 ・ 複勝率 :出走したレースのうち、3着以内に入った割合のこと。100%は一度も馬券圏内を外していないことを意味する。