2026年ニュージーランドトロフィー レース後関係者コメント|勝ったレザベーションは「余裕」の重賞初制覇

2026年4月11日、中山競馬場で行われた第44回ニュージーランドトロフィー(GII)は、6番人気のレザベーションが道中好位から力強く抜け出し、嬉しい重賞初制覇を飾りました。
勝ちタイムは1分33秒3(良)。未勝利戦を勝ち上がったばかりの勢いそのままに、中山のマイル戦でその高いポテンシャルを証明した形です。また、2着には1番人気のロデオドライブ、3着にはジーネキングが入り、上位3頭には5月に東京競馬場で行われるNHKマイルカップ(GI)への優先出走権が与えられました。
本番の3歳マイル王決定戦に向けて、各馬の仕上がりや当日の馬場状態、そしてレース中に見せた課題など、今後の馬券検討に欠かせない関係者コメントを詳しく紐解いていきましょう。
1着レザベーション:原優介騎手が語る「ソラを使うほどの余裕」
殊勲の勝利を挙げたレザベーションの原優介騎手は、レース後のインタビューで馬の能力を高く評価しつつ、まだ成長の余地があることを強調しました。
「直線に向かったところでソラを使われてしまいました。まだ脚が残っているのはわかっていたのですが、僕が遊ばれてしまっていたので、なんとかしのいでくれと必死に追っていました」と、勝利の瞬間の裏側を明かしました。この「ソラを使う(集中力を欠く)」という仕草は、裏を返せば相手を子どもにするほどの余裕があった証拠でもあります。
課題だったスタートについても、「前回、田口貫太騎手とのコンビですごく良いスタートを切っていたので、今日も決まってくれたらいいなと思っていました。駐立もきれいでしたし、調教の成果かなと思います」と、陣営の努力が実を結んだことを喜びました。
今後の展望については、「ソラを使うほど、まだ余裕があったので、これだったら、本番に行っても楽しめる、良い走りをしてくれるのではないかと思います。距離の選択肢の幅は広めの馬だと思います」と語り、NHKマイルカップのみならず、さらなる大舞台を見据えた頼もしい言葉を残しました。
管理する松下武士調教師も「いやあ、叫びましたわ。あれで押し切れるんやって思いました。強かったですね。1勝クラスを勝ってもNHKマイルCには出られない。使うなら重賞だと思った」と、格上挑戦での勝利に興奮を隠せない様子でした。次走は馬体の様子を見てオーナーと相談とした上で、「NHKマイルCへ」と明言しています。
2着・3着馬の振り返り:ロデオドライブは馬場と課題の露呈
1番人気に支持されながら2着に敗れたロデオドライブ。騎乗した津村明秀騎手は、敗因の一つに中山の馬場状態と馬の癖を挙げました。
「3、4コーナーで脚を取られて、鈍くなってしまいました。最後も外に行きたかったですが、内にもたれ気味になり、外に出せませんでした」とコメント。道中でノメるような場面があったことや、直線での修正に苦労したことを振り返りました。
また、「競馬前のテンションに怪しいところがあり、気をつけてやっていきたいですね」とも語っており、東京のGIという大舞台に向けて、精神面のコントロールが次走への大きな鍵となりそうです。
3着に粘り込み、最後の切符を手にしたのはジーネキングでした。手綱を取った横山和生騎手は、「以前に騎乗して感じたことをうまく形にできました。よく対応できて、思った通りの競馬ができました」と、事前のプラン通りの立ち回りができたことを収穫に挙げました。
注文のつくところはあるものの、実戦での対応力の高さを見せており、大混戦のマイル戦線において軽視できない存在となりそうです。
4着以下:馬場に泣いたディールメーカーとアルデトップガンの奮闘
掲示板を確保した馬たちのコメントからも、当日の「掘れた馬場」がレースの質に影響を与えたことがうかがえます。
- 4着 ディールメーカー(戸崎圭太騎手):「テンションは上がらず上手に走れましたが、馬場に脚を取られてバランスを崩すところがありました。もう少し馬体が締まってくればさらに良くなりそうです」
- 5着 アルデトップガン(三浦皇成騎手):「芝は合うと思っていましたし、最後まで脚を使えました。ただ、掘れた馬場に脚を取られてしまいましたね。最後はポテンシャルだけで走ってくれました」
このように、上位を賑わせた馬たちの多くが中山特有の馬場に苦労していたようです。良馬場での開催が予想される東京のNHKマイルカップでは、これらの馬たちの評価を改めて見直す必要があるかもしれません。
一方、6着のゴーラッキーに騎乗した横山武史騎手は、「右の口が強く、実戦でより強くなりました。右回りは合わないのかもしれません」と右回りへの不安を指摘。今後のコース取りにおいて重要なヒントとなるコメントを残しました。
NHKマイルカップへの展望:レザベーションの「完成度」が焦点
今回の2026年ニュージーランドトロフィーを経て、NHKマイルカップへの有力候補として浮上したのは間違いなくレザベーションです。原騎手が語った「ソラを使う余裕」と「距離の融通性」は、直線の長い東京コースでも大きな武器になるでしょう。
対するロデオドライブは、今回見せた内もたれやテンションの課題をどこまで修正できるかが焦点です。ジーネキングを含めた中山組が、本番で別路線の有力馬たちとどう渡り合うのか、非常に興味深い一戦となりそうです。
また、敗れた馬の中にも「綺麗な馬場なら」というコメントが目立ち、当日のコンディション次第で着順が大きく入れ替わる可能性を示唆しています。
2026 ニュージーランドトロフィー レース後 関係者コメントまとめ
最後に、主要な関係者コメントのポイントを整理します。
- レザベーション:ソラを使うほどの余裕。スタート改善が大きく、GIでも期待十分。
- ロデオドライブ:馬場に脚を取られ、内にもたれる場面。精神面の成長が課題。
- ジーネキング:注文はつくが、騎手の意図通りに動ける操作性の高さが魅力。
- 全体傾向:掘れた馬場に苦戦した馬が多く、東京へのコース替わりで一変の余地あり。
春の3歳マイル王決定戦へ向けて、今回のニュージーランドトロフィーで見せた各馬の「本音」は、次走の予想において非常に重要な指針となるでしょう。それぞれの馬が課題をどう克服してくるのか、今後の追い切り診断なども含めて注目していきたいところです。




