2026年 天皇賞(春)追い切り診断|クロワデュノールが絶好のデキ!盤石アドマイヤテラと激突

投稿: 2026年04月30日 08:02最終更新: 2026年04月30日 08:02...

春の盾をかけた伝統の一戦、2026年天皇賞(春)がいよいよ目前に迫ってきました。

スタミナと持続力が極限まで問われる京都芝3200mという過酷な舞台を攻略すべく、各陣営が精鋭たちを最高の状態に仕上げてきています。

今年の中心は、阪神大賞典からの連勝を狙うアドマイヤテラと、ここにきて急成長を見せているクロワデュノール。これら2強の仕上がり状況に加え、伏兵陣の追い切り気配も馬券検討の重要な鍵となります。

本記事では、4月29日を中心に行われた最終追い切りの内容を徹底分析。調教師や騎手のコメントを交えながら、現時点での状態面から見た注目馬を深掘りしていきます。

2強の仕上がりは?クロワデュノールとアドマイヤテラを徹底比較

今回の追い切り調査で最も大きな衝撃を与えたのがクロワデュノールです。栗東CWコースで行われた最終追い切りでは、6ハロン99.7秒、ラスト1ハロン11.3秒という時計を馬なりでマークしました。

斉藤崇調教師が「先週より格段に良くなっている」と語る通り、前走の大阪杯時よりも活気を感じさせる動き。道中はゆったりと運びながら、直線で促されると鋭く反応して併せ馬と同入しました。父キタサンブラックを彷彿とさせる伸びやかなフットワークは、長距離G1での覚醒を予感させるに十分な内容です。

一方、1番人気候補として盤石の構えを見せるのがアドマイヤテラです。栗東ポリトラックコースで行われた最終調整は、単走で5ハロン65.5秒、ラスト11.9秒を記録しました。

派手な時計が出るコースではありませんが、動きのしなやかさは特筆もの。友道調教師が「スムーズな動きをしていた。さらに良くなっている」と評し、武豊騎手も「今の充実度と成長力で良いレースをしたい」と自信をのぞかせています。激戦の疲れを感じさせず、スタミナを存分に発揮できる理想的なデキに仕上がったと言えるでしょう。

連覇を狙うヘデントールと、長距離適性抜群のアクアヴァーナル

前年覇者としての威厳を見せたいヘデントールは、美浦Wでの3頭併せを敢行しました。時計は5ハロン68.9秒、ラスト11.4秒と及第点。併せ馬でやや遅れる場面もありましたが、木村調教師は「元気に過ごしてくれている」と順調さを強調しています。

前走からの劇的な上積みこそ感じにくいものの、長距離戦を知り尽くした落ち着きは健在。ルメール騎手を背に、本番での勝負強さに期待がかかる状態です。

牝馬ながらに熱視線を浴びるのがアクアヴァーナルです。栗東CWでの最終追い切りでは、松山弘平騎手を背にリラックスした走りを披露。5ハロン68.2秒、ラスト11.4秒と、馬なりながら直線でスッと先着する好内容を見せました。

四位調教師も「いい追い切りだった」と満足げで、無駄のない動きからは京都の外回りコースへの高い適性が伺えます。スタミナ勝負になっても引けを取らない、非常に好感の持てる調整過程です。

虎視眈々と逆転を狙う!追い切りで目立った伏兵陣

有力馬以外にも、追い切りで抜群の気配を見せている馬が数多く存在します。特に注意したいのがマイネルカンパーナです。

美浦Wでの併せ馬では、並んでからの反応が素晴らしく、格上の相手に手応えで圧倒する動きを見せました。青木調教師が「抜群に良い」と太鼓判を押すように、状態面だけなら今回のメンバーでもトップクラスの評価が可能です。

また、ホーエリートも美浦Wでラスト11.3秒をマーク。最後まで持ったままの手応えで駆け抜け、ステイヤーズSを制したスタミナに加え、スピード面での成長も感じさせています。

  • シンエンペラー:CWで強めに追われ、ラスト11.2秒と強烈な伸びを披露。海外遠征帰りの影響を感じさせない負荷をかけられました。
  • スティンガーグラス:坂路で馬なり調整。ダイヤモンドS勝ち馬らしい、安定感のある素軽い動きを維持しています。
  • エヒト:9歳という最年長ながら、坂路で53.2-11.9秒と若々しい時計を記録。ベテランらしい落ち着きが光ります。
  • ヴェルミセル:坂路で「申し分ない状態」とのコメント通り、活気あふれる登坂を見せました。
うまぴっく編集者の眼:父キタサンブラック譲りの豊かなスタミナと持続力を備えるクロワデュノールは、この中間でトモの力強さが一層増しており、典型的な「距離延長でパフォーマンスを跳ね上げる」成長曲線に入ったと見ます。特に最終追い切りの反応の良さは、単なるスタミナ自慢を凌駕する決め手を感じさせるもので、血統背景からも京都3200mはベストの舞台でしょう。
※本見解は著書『血統だけでここまでわかる競馬血統入門』の分析ロジックに基づいています。

【まとめ】2026年 天皇賞(春)追い切り診断のポイント

今回の2026年天皇賞(春)に向けた追い切りでは、有力2強の明暗が分かれました。アドマイヤテラが順調かつ盤石な仕上がりを見せる一方で、クロワデュノールが1週前、最終追い切りと急上昇を見せており、逆転の可能性を十分に感じさせています。

長距離G1では、時計の速さ以上に「いかにリラックスして走れているか」「直線での反応に淀みがないか」が重要です。その点では、アクアヴァーナルマイネルカンパーナといった馬たちも、非常に高い水準の調整ができています。

最終的な判断には当日のパドックでの気配や枠順、馬場状態も加味する必要がありますが、追い切りから導き出される推奨馬は以下の通りです。

  • S評価(非常に良好):クロワデュノール、アドマイヤテラ
  • A評価(良好・安定):アクアヴァーナル、マイネルカンパーナ
  • B評価(及第点):ヘデントール、ホーエリート、シンエンペラー

伝統の長距離戦を制するのはどの馬か、追い切りでの気配をヒントに最高の結末を見守りましょう。