「一年の計は金杯にあり」という格言をご存じでしょうか? 中央競馬で新年最初に開催される重賞レースとして、多くの競馬ファンが注目する「京都金杯(GIII)」が、2026年1月4日(日)に京都競馬場の芝1600mを舞台に第64回目を迎えます。年明け最初の重賞を制し、幸先の良いスタートを切るのはどの馬か、その期待は高まるばかりです。 現時点(2025年12月31日)では、JRAからの正式な最終出走馬発表はまだですが、主要な情報源からは、すでに多くの有力な出走予定馬と、その鞍上を担うであろう騎手の名前が報じられています。今回は、そんな注目の集まる2026年京都金杯の有力候補たちと、レースの歴史、そして過去の傾向から見えてくるポイントを詳しく見ていきましょう。 注目の出走予定馬と想定騎手たち 今年の京都金杯も、豪華なメンバーが揃いそうです。特に注目すべきは、前回2024年の覇者である コレペティトール (想定騎手:富田暁)が参戦を予定している点でしょう。2020年生まれのセン馬である同馬は、2024年京都金杯を含む22戦5勝のキャリアを誇り、今年もその経験と実力で上位を狙います。鞍上の富田暁騎手も、デビューから着実に実績を積み重ねる若手で、そのコンビネーションから目が離せません。 また、日本競馬界のレジェンド、武豊騎手が手綱を取るとみられる クルゼイロドスル も、大きな話題を呼んでいます。2020年生まれの牡馬で、ポルトガル語で「南十字星」を意味する馬名を持つ同馬は、総賞金1億円を超える実績を持ちます。武豊騎手は、その輝かしいキャリアの中でJRA最多のG1級100勝以上を記録しており、彼が騎乗するだけでレースの注目度は一気に高まります。 さらに、若き才能が輝く坂井瑠星騎手が騎乗を想定されている キープカルム も有力な一頭です。2021年生まれの4歳牡馬で、2025年のしらさぎステークス(GIII)の勝ち鞍を持つキープカルムは、勢いのある若駒として期待されます。坂井瑠星騎手は、サウジカップやブリーダーズカップクラシックを制覇するなど、国内外で目覚ましい活躍を見せており、このコンビが新年のGIを狙う姿はまさに新星の輝きです。 国際舞台での経験も豊富な シンフォーエバー (想定騎手:団野大成)も注目です。2022年生まれのアメリカ産牡馬であるシンフォーエバーは、2025年のG3サウジダービーで2着、G3中京記念で2着など、海外での好走実績も持ちます。鞍上の団野大成騎手も2023年高松宮記念や2024年マイルチャンピオンシップを制した実力派で、4歳を迎える新年の活躍に期待がかかります。 その他の有力馬として、ベテランの藤岡佑介騎手が騎乗を想定されている エアファンディタ は、2025年11月のまほろばステークス(L)を制したばかりで好調を維持。藤岡騎手は2026年シーズンから調教師試験に合格しており、騎手としての有終の美を飾るためにも、一鞍一鞍に特別な思いを込めて騎乗することでしょう。 ディープインパクト産駒の良血馬 ショウナンアデイブ (想定騎手:池添謙一)は、5億円を超える高値で取引された馬で、2025年小倉大賞典(GIII)で2着の実績があります。グランプリ男の異名を持つ池添謙一騎手とのコンビで、待望の重賞タイトル獲得を目指します。 2025年ワールドオールスタージョッキーズで優勝したトール・ハマーハンセン騎手とコンビを組む トロヴァトーレ も侮れません。2025年ダービー卿チャレンジトロフィー(GIII)の勝ち馬であり、その実力は折り紙つきです。 さらに、2025年チャーチルダウンズカップ(GIII)を制した ランスオブカオス 、7歳ながら2025年ポートアイランドステークス(L)で1着の ヤマニンサンパ 、2022年シンザン記念(GIII)勝ち馬の マテンロウオリオン 、そして最近のレースで好走を見せている ブエナオンダ や ファーヴェント といった実力馬たちも虎視眈々と勝利を狙っています。 京都金杯の歴史と特徴 京都金杯は1963年に「迎春賞」として創設された歴史あるレースです。1996年からは中山金杯と区別するため「京都金杯」の名称となり、主に京都競馬場の芝1600mで実施されてきました。かつては芝2000mで争われていましたが、2000年からは現在の芝1600mに距離が短縮され、よりスピーディーな短距離路線の馬たちにとって重要な一戦となっています。 また、このレースは1981年以降ハンデキャップ制が採用されており、各馬の実力に応じて負担重量が調整されるため、波乱の展開も期待できます。外国産馬は1993年から、外国馬は2006年から、地方競馬所属馬は2020年から出走可能となり、国際色豊かなレースへと進化を遂げています。 過去の傾向から読み解く勝利への鍵 過去10年のデータを振り返ると、いくつか興味深い傾向が見られます。 枠順の傾向 : 7~8枠の馬は勝利実績がなく、外枠が不利な傾向があるようです。内寄りの枠が有利に働く可能性が高いでしょう。 人気の傾向と配当 : 単勝では人気サイドの馬が勝つことが多い一方で、馬連、3連複、3連単といった連複馬券では高配当が出る傾向があります。これは、人気薄の馬が2着や3着に食い込む「ヒモ荒れ」が起こりやすいことを示唆しています。 年齢層 : 4歳から8歳までの馬が好走しており、特に4歳馬の活躍が目立ちます。しかし、7歳、8歳馬も3着以内に入るケースがあるため、ベテラン勢にも注目が必要です。 脚質 : 連複の軸には、レース中盤で中団より前の位置をキープできる先行・好位差しタイプの馬が推奨されています。 2026年京都金杯のみどころ 新年の競馬を占う上で重要な一戦となる2026年京都金杯。前回覇者のコレペティトール、レジェンド武豊騎手、若手実力派の坂井瑠星騎手や団野大成騎手、そして国際的な活躍を見せるトール・ハマーハンセン騎手など、注目の人馬が多数参戦を予定しており、非常に見応えのあるレースになることは間違いありません。 最終的な出走馬の発表はレース前日となりますが、今回ご紹介した有力馬たちの情報と過去の傾向を踏まえ、あなたなりの予想を立ててみてはいかがでしょうか? 新年の運試しも兼ねて、ぜひ京都金杯を楽しんでください!