2026年マイラーズカップはアドマイヤズームが復活V!武豊騎手らレース後の関係者コメントを徹底解説

投稿: 2026年04月27日 09:26最終更新: 2026年04月27日 09:26...

2026年4月26日、京都競馬場で行われた第57回マイラーズカップ(GII・芝1600m)は、1番人気に支持されたアドマイヤズームが、2歳王者の誇りを取り戻す鮮やかな復活勝利を飾りました。

勝ちタイムは1分31秒7。鞍上の武豊騎手とは初コンビでしたが、道中は好位で折り合いを欠くことなく進め、直線では馬群を割って力強く抜け出しました。

2着には9番人気の伏兵ドラゴンブースト、3着には5番人気のベラジオボンドが入り、3連単は7万140円の中波乱となりました。今回は、激戦を終えたばかりのジョッキーたちの生の声を中心に、レースの結果を振り返ります。

2026年マイラーズカップのレース結果・着順

まずは上位入線馬および注目馬の結果を整理します。

  • 1着:アドマイヤズーム(武豊・1番人気)1:31.7
  • 2着:ドラゴンブースト(丹内祐次・9番人気)1/2馬身
  • 3着:ベラジオボンド(北村友一・5番人気)ハナ
  • 4着:ショウナンアデイブ(池添謙一)1:31.9
  • 5着:オフトレイル(岩田望来・2番人気)ハナ

天候は曇、馬場状態は良。18頭立てのフルゲートで行われた一戦は、道中がスローペースで推移したことにより、直線での瞬発力とポジション取りが勝敗を分ける形となりました。

【1着】アドマイヤズーム:武豊騎手「元々、凄い才能を持った馬」

朝日杯FS以来、約2年半ぶりの勝利を手にしたアドマイヤズーム。長らく爪の不安に泣かされてきましたが、管理する友道康夫調教師が「いい時のズームに戻っている」と太鼓判を押した通り、本来の輝きを取り戻しました。

初騎乗で最高の結果を出した武豊騎手は、レース後、安堵の表情を見せました。

「ホッとしています。初めての騎乗だったので、いろんなことを想定しながらでしたが、スタートも良く、折り合いもつきました。レースでは非常に乗りやすかったです」と、操作性の高さを強調。さらに、道中の手応えについても「凄くスムーズでしたし、馬場も絶好の状態だったので、なかなか止まらないんじゃないかなと思いました」と振り返っています。

かつてのGI馬が長いトンネルを抜けたことに対し、「一緒に走っているときから強い馬だと思っていましたし、調教に乗ったときも素晴らしい動きをしていたので、いいチャンスをもらったと思っていて、結果で応えたい気持ちが強かったです。今日の勝利をきっかけにまた飛躍するのではないでしょうか」と、今後のGI戦線での活躍に強い期待を寄せていました。

【2着・3着】ドラゴンブースト&ベラジオボンド:地力の証明と収穫

惜しくも2着に敗れたものの、9番人気の低評価を覆す激走を見せたのがドラゴンブーストです。

手綱を取った丹内祐次騎手は、「マイルの適性もあります。今、力をつけてきています。これからが楽しみです」と語り、昇級してからの確かな成長に手応えを感じていました。特に上がり3ハロン33秒0の末脚はメンバー中2位タイであり、展開次第では逆転の可能性も感じさせる内容でした。

3着のベラジオボンドは、勝ち馬のすぐ近くで立ち回る正攻法の競馬を見せました。

北村友一騎手は「良いポジションで競馬を運べました。勝ち馬を見ながらしっかりとレースをして、脚を使ってくれました。この強いメンバーでも差の無いレースをしてくれましたので、まだ伸びしろも感じます」とコメント。重賞の舞台でも安定して力を出せることを証明し、次走への明るい展望を述べています。

【4着以下】オフトレイルなど上位進出馬の明暗

2番人気に支持されたオフトレイルは5着に終わりました。上がり最速の32秒9をマークしたものの、岩田望来騎手は「最後は詰まりましたが、次につながる競馬でした。また楽しみです」と振り返っています。スローペースのなか、進路確保のわずかな遅れが着順に響いた格好ですが、能力自体は現役トップクラスであることを再確認させました。

また、昨年のNHKマイルC勝ち馬シャンパンカラーは9着に敗退。岩田康誠騎手は「ゲートは出てくれました。追い切りはまだ良くなりそうな感じがしたので、次が楽しみです」と述べ、叩き2戦目での上積みを期待していました。

一方で、8着のエルトンバローズに騎乗した西村淳也騎手は「今日はあまりうまく乗れなかったです」と反省の弁を口にし、能力を出し切れなかった悔しさをにじませていました。

その他の騎手コメントまとめ

  • ファーヴェント(6着)坂井瑠星騎手:「勝ち馬の後ろでスムーズなレースになりましたが、上位には伸び負けました」
  • シックスペンス(7着)戸崎圭太騎手:「前走よりバランスが良くなっていました。最後は来ています」
  • ウォーターリヒト(13着)高杉吏麒騎手:「力は出してくれたと思います。あとは展開や馬場が向けば」
  • ロングラン(18着)団野大成騎手:「跨った雰囲気は良かったです。年齢的なものはあるかもしれません」
うまぴっく編集者の眼:マイル戦は残り600m付近の加速力が勝負を決めますが、今回のアドマイヤズームはスローの流れを完璧に読み切り、直線入り口での反応が他馬を凌駕していました。友道厩舎が復活を期すGI馬の鞍上に武豊騎手を配した判断は、まさに「勝負どころで誰に託すか」という戦略の極致であり、厩舎の仕上げと名手の腕が合致した黄金コンビの勝利と言えます。
※本見解は著書『騎手×調教師 黄金コンビの極意』の分析ロジックに基づいています。

2026年マイラーズカップ、関係者コメントのまとめ

2026年のマイラーズカップは、実績馬アドマイヤズームの完全復活を印象づける結果となりました。武豊騎手が語った「元々持っている才能」が、爪の不安解消とともに一気に開花した形です。

今回のレースはスローペースでの瞬発力勝負となりましたが、上位馬のコメントには一様に「次につながる」「伸びしろがある」といった前向きな言葉が並びました。特に、上がり最速を使いながら5着に敗れたオフトレイルや、成長著しいドラゴンブーストなどは、本番となる安田記念や秋のマイルチャンピオンシップでも注目の存在となるでしょう。

「マイラーズカップを勝った馬は安田記念でも好走する」という定説がある通り、アドマイヤズームがこの勢いで春の盾取りに挑むのか、今後の動向から目が離せません。