新年の京都競馬場を舞台に行われるシンザン記念(G3)。 幾多の名馬がここからクラシックへと羽ばたいていった伝統の登竜門に、2026年も将来を嘱望される若駒たちが集います。 その中でも、ひときわ熱い視線を集めるのが、良血馬モノポリオです。父リアルスティール、母ミスエーニョという血統背景は、否が応でもファンの期待を膨らませます。 しかし、競馬は血統だけで決まるものではありません。 この馬が持つポテンシャルと、これまでのレースで見せた課題を整理し、単なる「期待馬」から「確信の馬」へと変わる瞬間を見逃さないための視点を提供します。 モノポリオを単なる数字だけで見てしまう前に整理したいポイント 「良血馬は新馬戦から強い」という一般的な見方と、今回モノポリオが歩んできたキャリアには、少しのズレがあります。 確かに新馬戦は勝利しましたが、続くリステッド競走のアイビーSでは3着に敗れています。この「1勝1敗」という数字をどう捉えるかが、本馬を評価する上での最初の分岐点となります。 なるほどと思わせる視点: 前走の敗戦は、決してネガティブな要素だけではありません。新馬戦から馬体重を20kg増やしての出走は、成長期特有の体の変化と捉えることができます。 また、強豪相手に揉まれた経験は、今後のレース運びにおいて大きな糧となるはずです。 「負けて強くなる」という言葉が示す通り、この敗戦をどう消化し、成長に繋げているかが、シンザン記念での最大の注目ポイントと言えるでしょう。 モノポリオについて公式・報道で確認できる主要データ 基本情報: 父リアルスティール、母ミスエーニョ(母父Pulpit)。2023年4月23日生まれの鹿毛の牡馬。美浦・森一誠厩舎所属。馬主はサンデーレーシング。 直近の実績: 2025年6月 東京芝1800m 新馬戦:1着(ルメール騎手騎乗)。好位から抜け出すセンスの良さを披露。 2025年10月 東京芝1800m アイビーS(L):3着(ルメール騎手騎乗)。新馬戦から馬体重+20kgで出走。勝ち馬から0.4秒差。 最新状況: 陣営からは「好馬体」「センス〇」といった評価が聞かれ、引き続きルメール騎手とのコンビでシンザン記念へ向かう予定。馬体の成長とレース勘の向上が期待されています。 今回のシンザン記念から見えてくる注意点と次の見方 ・ 誤解の解体: 「サンデーレーシングの良血馬だから、当然勝ち負けだろう」という安易な過信は禁物です。まだキャリア2戦の若駒であり、京都コースも初めてとなります。血統的な魅力は間違いありませんが、レース経験の浅さや環境の変化がパフォーマンスにどう影響するかは慎重に見極める必要があります。 ・ 未来への視点: 今回のシンザン記念での着順以上に、「馬体の成長に見合った走りができているか」「厳しい展開でも最後まで集中力を切らさずに走れるか」といった内容面に注目することで、春のクラシック戦線で通用する器かどうかを判断する重要な試金石となるでしょう。