【2026年東京新聞杯 各馬 一週前追い切り】冬の府中に向けて、熱気渦巻く「本気」の仕上げを見極める
冷え込みが厳しい冬のトレーニングセンター。
吐く息が白く染まる中、各陣営が熱意を込めて仕上げてきたのが、今回の「東京新聞杯に出走する各馬の一週前追い切り」です。
レース本番の約1週間前に行われるこの強めの調教は、馬の状態をピークに持っていくための重要なプロセスであり、ファンの間でもその内容が大きく注目されます。
歴戦の古馬から勢いのある4歳馬まで、それぞれの「本気度」が垣間見える瞬間でもあります。
今回はこの一週前追い切りに焦点を当て、各馬の最新状態とそこに込められた意図を紐解いていきます。
東京新聞杯 各馬 一週前追い切りを見る前のポイント
一般的に、追い切りの評価は「時計が速いほど良い」と単純化されがちです。
確かに好時計は調子の良さを示す一つの指標ですが、今回に限って言えば、それだけで判断するのは早計かもしれません。
それぞれの馬が抱える課題や目的に応じた調整が行われている様子が見えてきます。
例えば、一週前の時点でしっかりと負荷をかけ、直前は微調整に留めるという「王道」のパターンもあれば、馬具を工夫して集中力を高めようとする陣営もあります。
数字の裏にある「意図」や、前走からの「変化」に着目することで、より深く各馬の状態を理解することができるでしょう。
特に今回は、好調教馬が多数いるとの報告もあり、混戦模様が予想されるだけに、細部への注目が重要になります。
東京新聞杯 各馬 一週前追い切りについて
- ウォーターリヒト: 一週前に栗東CWで一杯に追われ、6F 81.6-11.3の好時計をマークして先着。石橋守調教師も「しっかり負荷をかけたし、動きも良かった。ここまで順調」とコメントしており、連覇に向けて万全の態勢を整えてきている様子が窺えます。
- エルトンバローズ: 一週前の坂路で好時計(51秒台の言及あり)を出し、目立つ動きを見せていました。最終追い切りではブリンカーを着用して弾むような走りを見せており、陣営の工夫と馬の集中力向上が感じられます。
- オフトレイル: 一週前にCWで負荷をかけ、最終追い切りでは坂路で単走、上がり重点ながら動きにメリハリがあったと報告されています。吉村調教師の「臨戦態勢は整った」という言葉通り、順調な仕上がりと言えそうです。
- ブエナオンダ: 一週前の坂路でラスト12.3秒の鋭い伸びを見せ、ここに来て状態が良化しているとの評価があります。
- トロヴァトーレ: 一週前の美浦Wでの併せ馬では遅れをとったものの、最終追い切りでは併入し、いい動きを見せたとのこと。一時点の状態だけで判断せず、その後の変化にも注目が必要です。
東京新聞杯 各馬 一週前追い切りから見えてくる注意点
・視点の再構築: SNS上では、一週前追い切りで好時計を出した馬(ウォーターリヒトなど)への評価が高まる一方で、遅れをとった馬(トロヴァトーレなど)への懸念の声も聞かれます。しかし、今回に限って言えば、一週前の「負荷」が最終的な仕上がりにどう繋がったか、直前の気配まで含めて総合的に判断する必要があるでしょう。一時点の遅れだけで評価を下げすぎるのは危険かもしれません。
・未来への視点: 多くの有力馬が順調に追い切りを消化した今回の東京新聞杯。本番では、仕上がりの良さに加えて、当日の馬場状態への適応力や、展開といった要素が勝敗を分ける鍵になりそうです。
補足:
追い切り(おいきり): レースに向けて行われる、強い負荷をかけた調教のこと。特にレースの1週間前に行われる「一週前追い切り」は、仕上げの重要なステップとされています。
CW(シーダブリュー): 栗東トレーニングセンターにあるウッドチップコースのこと。クッション性が高く、脚元への負担を軽減しながら強い負荷をかけられるため、多くの馬が追い切りで使用します。




