現役時代、上がり3ハロン32秒3という、まさに「閃光」のような末脚でファンを釘付けにしたグレーターロンドン。 度重なる蹄の不安を抱えながらも、一歩踏み出せば他を圧倒する加速を見せたその姿は、記録以上に記憶に残る名馬でした。 今、その血を引く産駒たちがターフを賑わせていますが、彼らが受け継いだのは父の華奢な鋭さだけではありません。 母系にダイワメジャーを輩出したスカーレット一族の底力が流れている事実は、血統ファンならずとも注目すべき熱いポイントです。 グレーターロンドン産駒のポイント 多くのファンは「ディープインパクト系だから、速い上がりの出る軽い芝のマイラーだろう」という 一般的な見方 をします。 父自身が体質の弱さを抱えながらも重賞を勝った根性と、母系のロンドンブリッジから引き継いだ「早熟性と馬力の完成度」が絶妙にブレンドされているのが特徴です。 単なるスピードタイプではなく、厳しい展開をこじ開ける「勝負根性」こそが、産駒たちが下馬評を覆す要因となっています。 グレーターロンドン産駒について 基本情報: 父ディープインパクト、母ロンドンブリッジ(母の父トニービン)。全姉にオークス2着のダイワエルシエーロがいる良血。 直近の実績: 初年度産駒のロンドンプランが小倉2歳Sを衝撃的な追い込みで制覇。その後も芝・ダートを問わず勝ち上がり率の高さが目立つ。 最新状況: 産駒は総じて仕上がりが早く、2歳戦から動ける馬が多い傾向。陣営からも「父の切れ味に、母系の力強さが加わった」という評価が散見される。 グレーターロンドン産駒の特徴 ・ 誤解の解体: 「ガラスの脚」と言われた父のイメージから産駒も虚弱と思われがちですが、実際にはコンスタントに使われ、ダートで勝ち上がる産駒も少なくありません。繊細なスピード馬という固定観念を一度捨てて、タフな条件での「二の脚」に注目すべきです。 ・ 未来への視点: 産駒が成長するにつれ、マイルから中距離への対応力や、古馬になってからの精神的な成長力がどう発現するかが、種牡馬としての真の価値を決める軸となるでしょう。 補足: 上がり3ハロン: レースのラスト600メートルのタイムのこと。グレーターロンドンはこの区間で驚異的な時計を叩き出した。 スカーレット一族: 日本競馬界屈指の名牝系。ダイワメジャーやダイワスカーレットなど、スピードと底力を兼ね備えた名馬を多数輩出している。