2026年エプソムカップ最終追い切り評価|カラマティアノスら1週前S評価馬を分析

投稿: 2026年05月06日 16:02最終更新: 2026年05月06日 16:02...

初夏の東京競馬場を彩る伝統の中距離重賞、2026年エプソムカップ(GIII)が5月9日(土)に開催されます。

東京芝1800mという、瞬発力と持続力の両方が求められる舞台を前に、有力馬たちがどのような仕上げを見せているのか、ファンの注目が集まっています。

レースを数日後に控えた5月6日時点では、最終的な出馬表は確定していませんが、美浦・栗東の両トレセンで行われた1週前追い切りの内容から、各馬の仕上がり具合が鮮明になってきました。

今回は、調教データや外厩情報をもとに、現時点で特に評価の高い馬や、最終追い切りでチェックすべきポイントを整理してお伝えします。

1週前追い切りで「S評価」を獲得した2頭の躍動

現時点での追い切り評価において、複数の専門メディアや関係者の間でトップクラスの評価を得ているのが、カラマティアノスサクラファレルの2頭です。

まず、中山記念2着の実績を持つカラマティアノスは、美浦W(ウッドチップコース)で行われた1週前追い切りで、驚異的な動きを披露しました。

稍重の馬場状態で、6ハロン66.1秒、ラスト1ハロン11.1秒という破格の時計をマークし、併せ馬を子供のように圧倒する姿は圧巻の一言です。

外目を回りながらも終いまでラップが綺麗に加速しており、外厩のノーザンファーム天栄から帰厩後の調整が極めて順調であることを物語っています。

一方、サクラファレルも栗東で抜群の反応を見せ、文句なしのS評価に指名されています。

こちらはチャンピオンヒルズでの調整を経て、一段と馬体が洗練された印象を受けます。特に終いの反応の鋭さはメンバー屈指と言えるでしょう。

人気上位候補トロヴァトーレの状態と外厩戦略

今回のエプソムカップで1番人気候補と目されるトロヴァトーレ(ルメール騎手想定)は、1週前追い切りでは「B+」から「良好」という、堅実な評価に落ち着いています。

美浦Wにて馬なりで終い11.7秒前後を計時。派手さこそありませんが、併せ馬と同入し、計画通りに負荷をかけられている点は好感が持てます。

本馬もノーザンファーム天栄帰りの1頭であり、調整の安定感は抜群です。1週前で無理をさせず、最終追い切りで微調整を施すのは、近走の好調時と同様のパターンと言えるでしょう。

また、今回の登録馬には外厩帰りの実力馬が非常に多く、以下の馬たちも注目に値します。

  • ステレンボッシュ(ノーザンファーム天栄帰り)
  • エピファニー(ノーザンファーム天栄帰り)
  • サブマリーナ(チャンピオンヒルズ帰り)
  • レガーロデルシエロ(ノーザンファーム天栄帰り)

特に東京コースへの適性が高い馬が多く、最終追い切りでの手応えひとつで評価がさらに跳ね上がる可能性があります。

伏兵陣の動向:シルトホルンの持続力に注目

人気薄ながら不気味な存在感を放っているのがシルトホルンです。

1週前追い切りでは美浦Wで終い11.0秒を記録。レース間隔が詰まっている中での強行軍ですが、併せ馬でしっかりと食らいつく姿勢を見せており、A評価が与えられています。

反対に、マテンロウレオなどは負荷自体はかかっているものの、道中のラップにややムラが見られ、現時点では「B+」程度の評価に留まっています。

下位人気馬の中には、動きに物足りなさを指摘される馬も散見されるため、最終追い切りの映像で馬の集中力(耳の動きや首の使い方)をしっかりと見極める必要がありそうです。

東京芝1800mを攻略する最終追い切りのチェックポイント

エプソムカップが行われる東京芝1800mは、スタートしてすぐに2コーナーを迎えるため、まずはスムーズに折り合えるかどうかが重要になります。

さらに、長い直線での瞬発力勝負に加え、ラストまで伸び続ける持続力も欠かせません。水曜・木曜に行われる最終追い切りでは、以下の3点に注目してください。

  • 道中の折り合い:ジョッキーの手が動かなくても、馬自らハミを取って進んでいるか。
  • 直線での加速ラップ:ラスト2ハロンから1ハロンにかけて、しっかりと時計を加速させているか。
  • 併せ馬での優劣:格下相手でも遅れることなく、余裕の手応えで突き放せているか。

特にカラマティアノスのような「外目を回して好時計」を出している馬は、東京の広いコースでも実力を発揮しやすい傾向にあります。

うまぴっく編集者の眼:東京1800mは3〜4コーナーでの立ち回りが勝負を分けるため、直線のキレ以上に「コーナーから加速を開始できる持続性」が重要です。カラマティアノスが1週前に見せた、外目を回りながら加速していくラップ構成は、まさにこの舞台で勝ちきるための理想的な軌跡と言えるでしょう。
※本見解は著書『競馬を読むラップ分析』の分析ロジックに基づいています。

2026年エプソムカップ最終追い切り評価まとめ

現時点での情報をまとめると、カラマティアノスサクラファレルが一段上の仕上がりを見せており、これに安定感のあるトロヴァトーレが続く構図となっています。

最終追い切りは、5月7日(水)から8日(木)にかけて実施されます。最新の時計や専門家によるS〜Bランクなどの評価が公開され次第、自身の予想と照らし合わせてみてください。

特に今回のエプソムカップは外厩帰りの有力馬が揃っているため、追い切り時の「活気」や「馬体の張り」が最終的な判断材料となるでしょう。

出走馬が確定した後の枠順や当日の馬場状態も加味しつつ、最高の状態でレース当日を迎える一頭を見つけ出し、的中を目指しましょう。