2026年京都新聞杯の追い切り診断|ベレシートら「ダービー最終便」で本当に買える馬を分析

日本ダービーへの最終切符をかけた「東上最終便」、京都新聞杯が今年も京都競馬場で開催されます。
2200mという特殊な距離で行われるこの一戦は、スタミナと持続力、そして何より本番に向けた賞金加算を狙う陣営の「本気度」が問われるレースです。
最終追い切りを終え、各有力馬の状態が明らかになった今、どの馬が最も「買い」と言えるのか。
上位人気が予想される実力馬から、調教で驚異的な伸びを見せた穴馬まで、追い切り後に浮上した推奨馬を詳しく見ていきましょう。
京都新聞杯の追い切り傾向と有力馬の仕上がり状況
今年の京都新聞杯は、共同通信杯2着の実績を持つベレシートと、きさらぎ賞2着のエムズビギンが人気の中心となります。
追い切りの全体的な傾向としては、上位人気馬が軒並み好時計をマークしており、仕上がりに大きな不安を感じさせる馬は見当たりません。
特に栗東の坂路やウッドチップコースでは、自己ベストを更新する馬や、併せ馬で圧倒的な手応えを見せる馬が複数出現しています。
春のG1戦線を歩んできた組と、条件戦を勝ち上がってきた勢いのある組との力関係が焦点ですが、状態面では条件戦組の上積みが目立ちます。
京都の外回りコースは3コーナーから4コーナーにかけての坂の昇り降りが鍵となるため、最後まで集中力を切らさずに伸びきれるかどうかが重要です。
追い切り後に「本命・軸向き」と判断できる推奨馬
まず最も信頼感が高いのが、北村友一騎手が騎乗するベレシートです。
最終追い切りは栗東のCWコースで実施され、6ハロン84.8秒、終い11.6秒前後を馬なりでマークしました。
僚馬を相手に楽な手応えで先着しており、何より特筆すべきは「折り合いの良さ」です。
1週前には団野騎手を背に85.1秒、終い11.3秒と鋭い伸びを見せており、今週は精神面の落ち着きを確認する程度の内容でした。
管理する調教師も「折り合いがついた。距離は血統的にも問題ない」と自信をのぞかせており、母クロノジェネシス譲りの素質が開花しつつあります。
賞金加算が至上命令となる立場であり、この中間もダービーを見据えた密度の濃い調整が施されている点は、軸馬としての信頼度を大きく引き上げます。
続いて、川田将雅騎手が手綱を取るエムズビギンも、追い切り後に評価を上げた一頭です。
こちらは栗東の坂路で4ハロン54.3秒、終い13.1秒を計時しました。
時計自体は控えめですが、1週前にハードな調整を消化しており、当週は余力を残しながらも体がどっしりと見えたのが好印象です。
昨年の同レース勝ち馬を輩出した厩舎ということもあり、この時期の3歳馬の仕上げ方には定評があります。
高額馬らしい品のある走りで、坂路での動きからは距離延長に対する不安を一切感じさせませんでした。
一変の予感!追い切りで「買い」と判断した伏兵馬
今回の追い切り調査で、最も「妙味がある」と感じさせたのがカフジエメンタールです。
1週前の段階でCWコースにて自己ベストを更新し、終い11.0秒という破格の時計を叩き出しました。
最終追い切りでも坂路で力強い登坂を見せており、調教評価は文句なしのA+と言えるでしょう。
毎日杯3着の実績がありながら、前走の内容から今回はやや人気を落とす可能性がありますが、中間の気配は過去最高レベルにあります。
「1週前の負荷でさらに変わった」という厩舎サイドの感触通り、馬体の張りが一段と増しており、一変が期待できる状態です。
また、新馬戦から1勝クラスを連勝しているコンジェスタスも見逃せません。
栗東坂路で4ハロン53.9秒、終い12.3秒を力強いフォームで駆け抜け、底を見せていない魅力を存分にアピールしました。
初の重賞挑戦となりますが、調教師が「動き自体は良かった」と認める通り、現状の力を出し切れるデキにあります。
他にも、併せ馬で先着を果たしたバドリナートや、元気いっぱいの動きを見せるキンググローリーなど、上位を脅かす存在が揃いました。
馬券検討のポイントと注意すべき点
京都新聞杯は、単なるスピードだけでなく、2200mを走り切るスタミナと、直線での加速力が重要になります。
追い切りでの時計が良くても、前掛かりになりすぎる馬や、折り合いに苦労している馬は、京都の外回りでは最後に失速するリスクがあります。
その点、今回の調査で挙げた推奨馬たちは、いずれも「リラックスした走り」と「終いの確実性」を両立させている馬ばかりです。
サヴォアフェールやラディアントスターも自己ベストを更新しており状態は上向きですが、実戦での気性が課題となるでしょう。
当日のパドックでは、追い切りの勢いそのままに落ち着きを保てているか、馬体のハリが維持されているかを最終確認してください。
※本見解は著書『血統だけでここまでわかる競馬血統入門』の分析ロジックに基づいています。
2026 京都新聞杯 追い切り後に買える馬のまとめ
- ベレシート:母クロノジェネシスの素質を継承。追い切りでの折り合いと反応は秀逸で、軸としての信頼度は極めて高い。
- エムズビギン:坂路で安定した登坂。名門厩舎の勝負仕上げで、距離延長もこなせる体つき。
- カフジエメンタール:自己ベスト更新の猛デキ。毎日杯3着の底力と状態の上積みが噛み合えば激走の可能性大。
- コンジェスタス:連勝の勢いそのままに好時計。未知の魅力があり、人気薄なら積極的に狙いたい。
- バドリナート:ホープフルS上位の実績馬。最終追い切りの併せ馬で見せた勝負根性は本物。
最終的な判断は枠順や当日の馬場状態も考慮すべきですが、追い切り後の気配からはこれら5頭が上位争いの中心になることは間違いありません。
特にベレシートを中心とした組み合わせや、カフジエメンタールを絡めた高配当狙いの戦略が面白い一戦となりそうです。




